Capacitive Fingerprinting

User Differentiation Through Capacitive Sensing

従来のタッチスクリーンでは、複数点(マルチタッチ)の入力を認識することは出来ますが、誰がそのタッチ操作を行っているかを知ることは出来ません。Capacitive Fingerprintingでは、ユーザの身体や衣服の電気的特性を利用した複数ユーザによるタッチ操作の識別方法を提案します。佐藤らによるSwept Frequency Capasiteve Sensingに基づき、幅広い周波数帯の交流信号でユーザのインピーダンスを計測することでこれを実現しました。各々のユーザの筋肉量や骨密度といった体組織の構成、また衣服や靴などの身につけているものの違いから、複数のユーザを識別するために十分な情報を周波数特性のカーブから得ることが出来ます。本手法は、スマートフォンやタブレットデバイスなどでの協調作業やゲームにおいて幅広い応用が期待されます。論文では、計測原理、ハードウェア・ソフトウェア構成、認識精度、さらに3つのデモアプリケーションを紹介し、議論しています。

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Publications

査読付き国際学会 (口頭発表)

Chris Harrison, Munehiko Sato, Ivan Poupyrev, “Capacitive Fingerprinting: Exploring User Differentiation by Sensing Electrical Properties of the Human Body”, ACM UIST, Boston, October, 2012.

Team and Credits

本研究プロジェクトは、Disney Research PittsburghにてIvan Poupyrev (Senior Research Scientist, Disney Research Pittsburgh)、Chris Harrison (PhD student, Carnegie Mellon University)との共同研究として行われました。

Media Coverage

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