講師: 佐藤宗彦 東京大学 大学院工学系研究科 博士1年
「出発の星座」(p.058)の粒子型ディスプレイに、自分の好きなシルエットを大きく映し出して遊ぶというワークショップを行った。実際の星の配置に合わせたまばらな画素に、画像をスクロールさせて表示させると、残像現象により鮮明なイメージを映し出すことが出来るという原理を利用したものである。まず、参加者はPC に接続したカメラの前で思い思いのポーズをとって、それぞれのシルエットを撮影。そして、そのシルエットを、いつも飛んでいる飛行機の代わりに天井のディスプレイに映し出した。また、表示するスピードなどを変更することで、残像の見え方の違いも確かめながら進めていった。
自分自身が巨大なシルエットとなって天井を飛ぶことが参加者を惹きつけ、また、手を使った影絵や眼鏡を映し出すなど色々なアイデアも飛び出し、大好評のワークショップとなった。